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『終りなき戦い』コンバットシェルの3Dモデルをいじる

ジョー・ホールドマン終りなき戦いThe Forever War の、ハヤカワ文庫旧版の加藤直之氏によるカバーイラストにはパワードスーツが描かれている。これは作中に出てくるコンバットシェルという戦闘宇宙服だが、このイラストを基にしてファンの rogerharkavy 氏が3Dモデルデータを制作し、両氏の許諾を得て無償配布されている。


なかなか格好良いので、利用してみようと思いダウンロード。元の STL ファイルを、MeshLab で OBJ 形式へ変換し、LightWave へ読み込んで LWO 形式にしていじった。

修正作業

まず向きを変更して台座を消去。そして変換したためか全体のサイズが巨大なことになっていたので、身長が 2m 弱になるよう縮小。あちこちから眺めてみると、上半身はいいのだが、問題は下半身。股周りの処理がかなり雑なことに気づく。

検索すると同じくデータをダウンロードして立体出力した方の記事が見つかり、こちらは ZBrush 上でかなり丁寧に修正している模様だが、修正データを再配布しておらず利用できないのが残念(ライセンス上は改変したら再配布しないといけない気もするが……)。

さておき、仕方がないので自分の貧弱技術で修正する。

最初に、関節部分の蛇腹のポリゴンがめくれたり穴あきなのをどうにかする。このモデルでは、ひしゃげた半球をいくつか角度をずらして重ねることで蛇腹部分を表現しており、よく見ると股関節と膝関節部分の構造が色々とおかしい。そのパーツが一部めくれていたりするので、その修正箇所を含むパーツの半分を削除し、残りのきれいな半分を鏡面コピーし合体させて修正。

脚や股関節のパーツ位置を調整して、隣のパーツからはみ出たポリゴンをなくす。膝関節の蛇腹についても、それぞれずらしたり傾けたりして調整し、膝裏のはみ出しポリゴンを見えなくする。胴体のパーツについても、気にならない程度にあちこち動かす。

そして股間下になぜかあいている穴を埋める。[色・質感編集]でスムージングにチェックを入れて、三角ポリゴンのみでちまちま埋める。グローブにあいている穴も見つけたので埋めたが、めり込んだ指のポリゴンは面倒なのでそのままにした。

その後、[構造]>[減少]>[ポリゴン減少+]で全体のポリゴン数を減らすと、妙なシワの出ていた表面がある程度きれいになった。まだ側頭部に少し引きつってる箇所があるが、これはどうすれば直せるのかよく分からないので放置。さらに側頭部のパーツを修正し、頭頂部と額についている半球状のパーツも差し替えたり追加した。

肘や膝裏の構造が甘いことは気になったが(これでは膝が曲がらないはず)、これらを修正するなら蛇腹部分もモデリングし直したくなるし、他のパーツがめり込んだ部分も消したくなる。しかし自分の貧弱なモデリング技術では時間がかかるので、あえてそのままにした。やりたい人は後を継いで修正して下さい。

最後に、一応パーツごとにサーフェイス分けして色をつけた。加藤氏のイラストでは蛇腹部分の色も胴体と同じようなのだが、ここでは手足と共に暗い色にして分けてみた。


再配布

元データはクリエイティブコモンズ・ライセンスの「Attribution-NonCommercial-ShareAlike(表示-非営利-継承)」で配布されているので、自分の改変データも同じ条件で再配布する。ファイル形式は LWO と OBJ の2種類用意した。以下より、[ダウンロード]からまとめて落とせる(追記:2014-08-08 修正版に差し替え)。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
rogerharkavy, Ditty 作『Combat Shell』はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
http://www.thingiverse.com/thing:21308にある作品に基づいています。