無償で使え、かつ商用利用可能な、ビジュアルSF作品(映像・漫画・イラスト等)の中で使えそうな欧文フォントを並べておく個人的なメモ。用途はタイトルロゴとか作中の看板とかモニター表示とかマーキングとか架空企業のロゴとか。
ライセンスについては記事執筆時のものなので、利用時は都度確認のこと。有料フォントなら「Eurostile」などが定番だが、ここでは扱わない。
とりあえずは、ステータス表示等で使える、うるさくないデザインのものが欲しいので、そのへんから並べておく。適宜更新。
Google Fonts
- Chakra Petch - Google Fonts
- 映画『オデッセイ』(The Martian)のUIで使われている「Foundry Gridnik」というフォントに似ているものを探していたら見つけた。タイのデザイン会社が作成したものなので、ラテン文字(欧文)とタイ文字の字形が収録されている。ライセンスは「SIL Open Font License」。
- Rajdhani - Google Fonts
- インドのデザイン会社が作成しており、ラテン文字(欧文)とデーヴァナーガリー(インドの文字)の字形が収録されている。ライセンスは「SIL Open Font License」。
- Jura - Google Fonts
- ラテン文字(欧文)とキリル文字とギリシャ文字を収録。ライセンスは「SIL Open Font License」。
- Orbitron - Google Fonts
- SF作品用として作成されたフォント。ライセンスは「SIL Open Font License」。
- Exo 2 - Google Fonts
- ウェイトが9つある。ライセンスは「SIL Open Font License」。
- Inconsolata - Google Fonts
- 数値やソースコード、URL等の表示に向いている等幅フォント。ライセンスは「SIL Open Font License」。
その他
- ドットコロン
- fonts - sev.dev
- Download / NC帝國|NC Empire
- 「SIL Open Font License」で配布されている汎用的なテクノ系フォント「Generic Techno」がある(小文字なし)。
- Apex Mk3
- 小文字なし。「ExtraLight」と「Medium」のみサンプルとして「SIL Open Font License」で配布されており商用利用可能。フルセットはCreative Marketで販売。
- Departure Mono
- 等幅ピクセルフォント。ライセンスは「SIL Open Font License」。
参考になりそうなサイト・書籍
SF映画のタイポグラフィとデザイン
上記サイトの運営者デイヴ・アディ氏の著書の邦訳が以下の『SF映画のタイポグラフィとデザイン』。ビジュアルSF作品で使われているフォントやそのデザイン傾向を把握する助けになる。
同書の中の「THE RULES:未来的テキストルール」(著者サイトの元記事)については、こちらでも紹介されている。
なお、「SIL Open Font License」については以下の記事に軽くまとめてある。