宇宙
スペースコロニーの設定構築や考証用の参照先一覧と、いくつかのメモ。 関連主要SF 関連論文等 関連書誌 関連リンク バナール球か、バーナル球か 参考 オニール・シリンダーは2基でひとつ 参考 開放型円筒形スペースコロニー内部の大気循環 参考 付記 参考 …
「ハードSFのネタ教えます」とは、かつて「いろもの物理学者」こと前野昌弘氏がSF大会で主催していた企画で、ハードSFネタに使えるかもしれない物理学の論文を紹介していくというもの。ご本人のサイトにもそのタイトルを冠したコンテンツがある。 ハードSFの…
雑誌『メカニックマガジン』(KKワールドフォトプレス)の永瀬唯氏による連載「Sciencecape & Technoscape(サイエンス&テクノスケープ)」(全21回)のインデックス。連載期間は『メカニックマガジン』1983年5月号〜1985年3月号(1984年1月号と1985年2月号…
雑誌『メカニックマガジン』(KKワールドフォトプレス)1981年11月号(創刊号)から1983年4月号まで、全18回連載された記事「ミッションGALパック」のインデックス。 GALパックとは何か?知っていても自慢にならないし、知らなくても恥にならないが、GALパッ…
4月16・17日に開催される「はるこん2022」はゲスト・オブ・オナー(主賓)がラリイ・ニーヴンなので(遠隔参加)、それに合わせて会場「サンピアンかわさき(川崎市労働会館)」でニーヴンのSFエッセイを翻訳した同人誌を頒布します。ディーラーズルームにて…
以下の記事の続編というか、Blender 編。星表データは、@dtanak氏が以下のサイトで公開・配布されている拡張光世紀星表を利用する。半径100光年なので、いわゆる光世紀世界(半径50光年)よりは広くなる。 拡張光世紀星表 (仮称) - Startide Project ダウン…
頒布物 通信販売 翻訳に際しての参考文献 修正情報 初版第1刷→第2刷での主な修正点 前作 2021年末に開催されるコミックマーケット99(C99)にサークル参加します。2日目(12月31日・金曜日)東L37b「スタジオ100光年」です。 スタジオ100光年 | Comike Web C…
地球-月圏を舞台としたSFにおいて、宇宙ステーション、スペースコロニー、小天体といった構造物の係留場所・係留地として使えそうな軌道についてのメモ。必要があってまとめていたものだが、いまだ調査不足の点がいくつも残っている。いかんせん素人の記事ゆ…
はじめに ムア・ラファティ『六つの航跡』Six Wakes(茂木 健=訳, 東京創元社, 創元SF文庫, 上下巻)を読んだ。 Six Wakes | The Murverse Mothership クローンの体で蘇った6人が最初に目にしたのは、自分たちの他殺体だった――2500人分の冷凍睡眠者と…
基礎知識 地球上における自然被曝量 放射線の人体への影響 宇宙線視覚現象(Cosmic ray visual phenomena) 宇宙放射線の種類 銀河宇宙線(Galactic Cosmic Ray; GCR) 捕捉粒子線(Radiation Belt Particles; RBP) 太陽粒子線(Solar Energetic Particles;…
頒布物 翻訳に際しての参考文献 修正情報 初版第1刷→第2刷での主な修正点 第2刷→第3刷での主な修正点 第3刷→第4刷での主な修正点 補足 今後の情報 2019-12-30 2020-04-17 通信販売 2020-02-10 2015年のヒューゴー賞について 続編 2019年末に開催されるコミッ…
先日ジェフ・ベゾスによるブルーオリジン社の発表内でスペースコロニー構想(オニールシリンダー)が紹介され、ベゾスが「コロニーを可能にするためのインフラ構築が今の世代の仕事だ」と語っていた。 ジェフ・ベゾス氏がBlue Originの月植民計画と着陸船を…
ニューモデルマガジンX誌に不定期で連載された『あさりよしとおのロケット日記』の掲載リスト。なぜ車雑誌でこんな連載をしていたのか。 第1回 2014年11月号 第2回 2015年1月号 第3回 2015年4月号 第4回 2015年9月号 第5回 2015年11月号 第6回 2016年5月号 @…
先日、グレッグ・イーガン『シルトの梯子』Schild’s Ladder(ハヤカワ文庫SF)を読了した。シルトの梯子 (ハヤカワ文庫SF)作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/12/19メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を…
はじめに ダイソン球とは何か ひとつながりの球殻構造物という誤解 ダイソンの論文 忘れ去られたダイソンの補足 近年の記事 ダイソンのインタビュー動画 誤訳による紛らわしい記述 発想源はステープルドン 本来のダイソン球の姿 名称の誕生と誤解の広がり 追…
再突入服一枚(リ・エントリー・スーツ)で時速28,000キロの世界へ!宇宙と大地の狭間に展開される極限のダイナミズム。2021年の極超音速成層圏(ハイパーソニック・ストラト)アドベンチャー!“オービット・ダイビング”それは頂点に立つ者達だけの究極のハ…
はじめにテッド・チャンの短編SF「あなたの人生の物語」を原作とした映画『メッセージ』(原題:Arrival)が2017年5月に日本でも公開されるが、物理学者のスティーブン・ウルフラム氏がこの映画で科学考証(クレジット表記は「consulting scientist」)を担…
アニメ『プラネテス』のコンセプトデザイン・設定考証を担当した小倉信也氏が、作中世界の設定解説をした「ΠΛΑΝΗΤΕΣ TECHNICAL FILE(プラネテス テクニカルファイル)」という月刊『モデルグラフィックス』誌の連載記事がある。 連載リスト 同誌には、情報…
https://twitter.com/MarsCuriosity/status/264011263640752131 以前少し調べた、マーズ・サイエンス・ラボラトリー (MSL) の火星探査車キュリオシティに搭載されたレーザー分光カメラ (ChemCam) についてのメモ。ChemCam は対象にレーザーを照射して発生し…
宇宙SFファンにはよく知られているが、「光世紀世界」という概念がある。われわれの太陽を中心とする半径50光年の宇宙空間のことで、その直径は100光年つまり1光世紀となる。谷甲州〈航空宇宙軍史〉に出てくる「汎銀河世界」の基となっている概念でもある。…
少し前にこういう記事が出ていた。 停電したミール宇宙船で密かに成長していた“謎の球体”の正体は!? 専門家「生命は宇宙のいたるところに存在している」 TOCANA ミールを「宇宙船」としている時点でいい加減なサイトの駄目な翻訳記事だと分かるが、それはと…
イオンクラフト(別名リフター)が浮上・飛行する原理を調べると「ビーフェルド・ブラウン効果」というものが出てくるので、それについてのメモ。結論を言うと要はイオン風の発生現象である。イオン風とは、高圧放電により発生したイオンに衝突された中性分…
古くはH・G・ウェルズ『宇宙戦争』などから現在に至るまでSFの題材にされてきた、「地球侵略」について考察(?)する番組が近年いくつか作られていたようなので、ここに並べてみた。恒星間航行が可能なら惑星侵略なんてする必要がないのでは?――などと真面…
コンスタンチン・E・ツィオルコフスキーの伝記ではなく、論文や小説のかたちで発表されたという本人の構想が知りたいのだが、本や雑誌などでは断片的に紹介されるだけで、邦訳がほとんどされていない。とりあえずまずは読める資料からということで、自分用の…
はじめに ブレイスウェル探査機という概念がある(ブレイスウェル・プローブ、ブレイスウェル・マシンとも)。高度な人工知能を搭載して恒星間を渡り、異星技術文明の探索、および発見した異星文明との交信を独自におこなえる自律型恒星間探査機のことである…
探査機により近傍から撮影された小惑星や彗星核がいくつもあるが、それらを集めてサイズを比較した画像を探した。 その1 Asteroids and comets visited by spacecraft as of December 2012, in color, excepting Vesta | The Planetary Society 惑星協会の E…
英語圏のSF系情報ブログ『io9』でふと気になった記事を和訳してみた。超光速航法に頼らず宇宙冒険SFを書くことについてSF作家のパネル発言がまとめられている。 マンデーンSFについて 記事へと進む前にまず、ジェフ・ライマンが2000年代に提唱した「マンデー…
宇宙船のコックピットやディスプレイ画面などを創作で設定する際の参考資料として、スペースシャトル・オービターのフライトデッキとコックピット周りについての主要参照先をまとめた。2011年にスペースシャトル退役がニュースとなったおかげで(というのも…
2011年9月15日カリフォルニア州パサデナ発――30年以上前に映画『スター・ウォーズ』の中で描かれたような2つの夕日がある世界の存在は、今や科学的な事実となった。NASAのケプラー計画は、地球から200光年先で連星(2つの星)を周回する惑星を初めて明確に検…
1969年7月21日にアームストロングとオルドリンが月面に立ってから40年。……40年である。正直、めでたくもなんともない。現在、輝かしい宇宙時代はやって来ず、国際宇宙ステーション(ISS)は未だ建設中だし、次世代シャトルも迷走中。当然、一般人が宇宙に行…