宇宙
https://twitter.com/MarsCuriosity/status/264011263640752131 以前少し調べた、マーズ・サイエンス・ラボラトリー (MSL) の火星探査車キュリオシティに搭載されたレーザー分光カメラ (ChemCam) についてのメモ。ChemCam は対象にレーザーを照射して発生し…
宇宙SFファンにはよく知られているが、「光世紀世界」という概念がある。われわれの太陽を中心とする半径50光年の宇宙空間のことで、その直径は100光年つまり1光世紀となる。谷甲州〈航空宇宙軍史〉に出てくる「汎銀河世界」の基となっている概念でもある。…
少し前にこういう記事が出ていた。 停電したミール宇宙船で密かに成長していた“謎の球体”の正体は!? 専門家「生命は宇宙のいたるところに存在している」 TOCANA ミールを「宇宙船」としている時点でいい加減なサイトの駄目な翻訳記事だと分かるが、それはと…
イオンクラフト(別名リフター)が浮上・飛行する原理を調べると「ビーフェルド・ブラウン効果」というものが出てくるので、それについてのメモ。結論を言うと要はイオン風の発生現象である。イオン風とは、高圧放電により発生したイオンに衝突された中性分…
古くはH・G・ウェルズ『宇宙戦争』などから現在に至るまでSFの題材にされてきた、「地球侵略」について考察(?)する番組が近年いくつか作られていたようなので、ここに並べてみた。恒星間航行が可能なら惑星侵略なんてする必要がないのでは?――などと真面…
コンスタンチン・E・ツィオルコフスキーの伝記ではなく、論文や小説のかたちで発表されたという本人の構想が知りたいのだが、本や雑誌などでは断片的に紹介されるだけで、邦訳がほとんどされていない。とりあえずまずは読める資料からということで、自分用の…
はじめに ブレイスウェル探査機という概念がある(ブレイスウェル・プローブ、ブレイスウェル・マシンとも)。高度な人工知能を搭載して恒星間を渡り、異星技術文明の探索、および発見した異星文明との交信を独自におこなえる自律型恒星間探査機のことである…
探査機により近傍から撮影された小惑星や彗星核がいくつもあるが、それらを集めてサイズを比較した画像を探した。 その1 Asteroids and comets visited by spacecraft as of December 2012, in color, excepting Vesta | The Planetary Society 惑星協会の E…
英語圏のSF系情報ブログ『io9』でふと気になった記事を和訳してみた。超光速航法に頼らず宇宙冒険SFを書くことについてSF作家のパネル発言がまとめられている。 マンデーンSFについて 記事へと進む前にまず、ジェフ・ライマンが2000年代に提唱した「マンデー…
宇宙船のコックピットやディスプレイ画面などを創作で設定する際の参考資料として、スペースシャトル・オービターのフライトデッキとコックピット周りについての主要参照先をまとめた。2011年にスペースシャトル退役がニュースとなったおかげで(というのも…
2011年9月15日カリフォルニア州パサデナ発――30年以上前に映画『スター・ウォーズ』の中で描かれたような2つの夕日がある世界の存在は、今や科学的な事実となった。NASAのケプラー計画は、地球から200光年先で連星(2つの星)を周回する惑星を初めて明確に検…
1969年7月21日にアームストロングとオルドリンが月面に立ってから40年。……40年である。正直、めでたくもなんともない。現在、輝かしい宇宙時代はやって来ず、国際宇宙ステーション(ISS)は未だ建設中だし、次世代シャトルも迷走中。当然、一般人が宇宙に行…
宇宙作家クラブpresents ロケットまつり32『衛星まつりEX』〜日本で初めて人工衛星を創った男〜 40年前、衛星開発に挑んだ本人が、日本の人工衛星開発のはじまりを語る。それが何故か今回は「テポドン2」も語るゴールデンウィークEXバージョン!【Guest】…
宇宙作家クラブpresents 「ロケットまつり31」【出演】松浦晋也(ノンフィクション・ライター)、笹本祐一(予定)、浅利義遠(予定)今回のロケットまつりは阿佐ヶ谷へ遠征して、お馴染みのロケット三人衆/松浦、笹本、浅利が秘蔵映像を交えつつ縦横無尽に…