『THE ADVANCED APSARAS アドバンスト・アプサラス』掲載リスト

再突入服一枚リ・エントリー・スーツで時速28,000キロの世界へ!

宇宙と大地の狭間に展開される極限のダイナミズム。2021年の極超音速成層圏ハイパーソニックストラトアドベンチャー

“オービット・ダイビング”それは頂点に立つ者達だけの究極のハイテック・スポーツだ。

宮武一貴+L.CAt。『THE ADVANCED APSARAS』STAGE1「THE DUO ON LITTLE PLACE OF HIGH」コミックノイズィ1988年12月号(Vol.1)p.146

宮武一貴氏による『THE ADVANCED APSARAS アドバンスト・アプサラス』という作品がある。軌道上からパワードスーツで大気圏へ再突入する架空の未来競技を描いたイラストノベルで、大日本絵画が一時期出していた雑誌コミックノイズィ(COMIC NOIZY)の創刊号から休刊号まで全10回連載された。単行本等には収録されていないので、以下に掲載情報をまとめておく。

宮武一貴+L. CAt。『THE ADVANCED APSARAS アドバンスト・アプサラス』月刊コミックノイズィ1988年12月号-1989年10月号(Vol.1-10)

  • STAGE1「THE DUO ON LITTLE PLACE OF HIGH」1988年12月号(Vol.1/創刊号)pp.146-149(資料提供:江藤巌
  • STAGE2「LADY TOIVONEN」1989年1月号(Vol.2)pp.131-135(資料提供:江藤巌
  • STAGE3「HOW MANY MILES TO VIZEENA?」1989年2月号(Vol.3)pp.118-121(資料提供:江藤巌
  • STAGE4「A BOUQUET FOR IL SIG·LUPO」1989年3月号(Vol.4)pp.128-132(資料提供:浜田裕子)
  • STAGE5「AVINION」1989年4・5月合併号(Vol.5)pp.154-157(資料提供:浜田裕子)
  • STAGE6「A PÖLLÖ ON THE MERIDIAN」1989年6月号(Vol.6)pp.144-148(資料提供:江藤巌
  • STAGE7「AS A PÖLLÖ BLEW OFF IN MERRILY THE EYE OF THE TYPHOON」1989年7月号(Vol.7)pp.10-13(資料提供:江藤巌
  • STAGE8「AS A PÖLLÖ BLEW OFF IN MERRILY THE EYE OF THE TYPHOON II」1989年8月号(Vol.8)pp.6-10(資料提供:江藤巌
  • STAGE9「MICHELE, WITH THE WINGS」1989年9月号(Vol.9)pp.5-9(資料提供:江藤巌
  • STAGE10「'SERPENTE' GALLERIA DEL VENT」1989年10月号(Vol.10/休刊号)pp.5-9(資料提供:江藤巌

作者として共に名前を連ね、作中の一部イラストも手がけている「L. CAt。」氏というのは宮武氏の奥方だという話を見かけたが、未確認(追記:事情を知る方より連絡があり、確かに奥方だとの情報を得た)。なお、資料提供の浜田氏は江藤氏の奥方。

また、この作品に使われた画のいくつかは、2017年に出た『MIYATAKE KAZUTAKA MEGA DESIGNER CREATED MEGA STRUCTURES 宮武一貴画集』に収録されている。その説明書きによれば、当時はメカデザインやストーリーだけでなく、誌面レイアウトまで宮武氏本人が手がけていたらしい。

ちなみに月刊コミックノイズィは国会図書館に所蔵なし(参考)。現代マンガ図書館には所蔵されているようだが、この記事執筆時点では閲覧ができない状態(参考)。入手するにはヤフオク駿河屋まんだらけあたりに出るのを待つしかないか。