LightWave のメモ

雑多な個人用メモが溜まってきたので整理。未確認事項も多く、追加・訂正・削除は随時。

全般

  • ソフトウェア以前のPC設定の基本事項だが、Windows のユーザ名(アカウント名)は半角英数字にしておくこと。PCを購入したりOSをインストールした際に、知らなくてつい漢字などの日本語を入力してしまう人がいるが、後のことを考えると日本語(マルチバイト文字)にしてはいけない。
  • LightWave を入れる場合は、関連するハードディスク名、ディレクトリ(フォルダ)名も半角英数字にしておく。半角でもスペース(空白)やドットは入れないこと。つまり「マイドキュメント」(My Documents)など、フォルダパスにスペースが入る場所は使わない。このへんは作成するファイル名やテクスチャで使用する画像ファイル名などについても同様(例:「Book.lwo」→○、「Hon.lwo」→○、「本.lwo」→×)。
  • LightwaveCLIP STUDIO PAINT も)の3D描画は OpenGL がベースなため、グラフィックボードは OpenGL 向けのものを推奨。
  • ドングルを挿したままOSをインストールしてはいけない。必ず外すこと。
  • 作業しているファイルは、過去の作業工程に戻れるように連番(バージョン番号)をつけて保存していくことが多いが、[インクリメント保存]を使えば、オリジナルのファイル名に連番が自動でついた別ファイル (XXX_v001, XXX_v002, ...) が作成・保存されるので手間を省ける(ショートカット【Shift+S】)。Modeler のオブジェクトでも Layout のシーンでも同様に保存できる。
  • LightWave のアンドゥ(元に戻す)はコピー/ペーストの影響が無い。作業途中でもアンドゥの範囲内であればその段階まで戻ってデータをコピーし、リドゥで最新の作業段階まで戻ってペーストすることが可能。

インストール後にやること

以下はv2015以降の自分の場合。こちらも参考:【初心者向け】Lightwaveをインストールしたら最初にする設定まとめ | modelax

  • ライセンスキー登録(場合によってはドングルも)
  • LWCADのインストーラによるインストール&アクティベーション。購入したプリセットパックも入れる。
  • カスタムしたメニュータブの読み込み:[編集]>[メニュー編集]>[メニュー設定]の「メニュー」欄の「メインメニュー」上で右クリック>[ブランチ入力]から(見えない場合は全ファイル表示)、設定ファイル(.cfg)を選択。または「メインメニュー」を選択して右の「開く」から設定ファイルを読み込む。
  • 移行するプラグインの読み込み&メニュー配置:「C:\Program Files\NewTek\LightWave_2015.3J\support\plugins」に「add」フォルダを作成してそこへ入れる。[ユーティリティ]>[プラグイン]>[プラグイン追加]から追加し、メニューに出なければ[編集]>[メニュー編集]で検索し、ドラッグして好みの位置に配置。
  • コンテントディレクトリの作成(すでに場所を決めている場合はそこに変更):【o】[一般オプション]>[一般]
  • アンドゥ回数を上限値の128に変更:【o】[一般オプション]>[一般]
  • ビューのパースペクティブ画角を0に変更:【d】[表示オプション]>[レイアウト]>[パースペクティブ画角]
  • グリッドスナップの変更(これはお好みで):【d】[表示オプション]>[単位]
  • ペンタブレットで操作するように変更。Modeler なら[編集]>[表示オプション](ショートカット【d】)でパネルを出し、[インターフェイス]タブ>[入力デバイス]で「タブレット」に設定。Layout では、[編集]>[一般オプション]パネルの[入力デバイス]を「タブレット」にする。
  • よく使うパネルを出しておく:ウィンドウを全画面表示にしないで右にスペースを空け、[数値入力](【n】もしくは下部のボタン)と[状態]パネル(【w】)、レイヤーパネル(【F7】)をそのスペースへ移動しておく。

ビュー内の表示操作

各ビュー右上にあるボタンを押しながらドラッグするのが基本。

  • 【Alt+ドラッグ】:カメラを自由に回転させられる。
  • 【Ctrl+Alt+左右ドラッグ】:画面のスムーズ拡大縮小。
  • 【Alt+Shift+ドラッグ】:視点移動
  • 【A】:全表示。オブジェクト全体をビュー画面に収める。
  • 【<】と【>】:画面の段階的拡縮。連動してグリッド間隔も変動する。
  • 【G】:ポインタ位置を中心に視界を合わせる。
  • 【0】(テンキー):単一ビューへ切り替え(オン/オフ)。最大化させたいビューの上にポインタを置いて押す。

パネルやウィンドウは【Alt+F1】で、左メニューと上部タブは【Alt+F2】で表示・非表示の切り替えができる。うっかり消えてしまった場合も慌てずに。

キーボードショートカット

キーボードショートカットが割り当てられているツールやコマンドは、ボタンの右側にキー(またはキーの組み合わせ)が書かれている。【Shift】キーを押しながら操作するショートカットキーは大文字で表示(例:A)、【Shift】キーを使わないショートカットキーは小文字で表示されている(例:a)。例えば「M」と書かれたボタンのキーボードショートカットは【Shift + m】で、「&」の場合は【Shift + 6】と操作。同様に「*」は【Alt】キー(Mac版の場合は【Option】キー)を、「^」は【Ctrl】キーを意味する。

  • 【]】:連続面の選択。選択中のポリゴンに接続しているポリゴンを全部選択。パーツごと選択するのに便利。
  • 【Space】:実行している機能を終了。
  • 【/】:選択を解除。
  • 【-】:選択したポリゴンを一時的に非表示(隠すだけなので削除ではない)。誤って選択することを防げる。
  • 【¥】:非表示にしたポリゴンを全表示。
  • 【Delete】:選択したポリゴンを消去。
  • 【H】:選択。Shiftを押しながらだと複数選択。
  • 【T】:移動。Ctrlキーを押しながらだと軸に沿って移動。
  • 【Y】:回転。Ctrlキーを押しながらだと15度ずつ回転。
  • 【Shift+H】:オブジェクトの拡大縮小。右にドラッグすると拡大し、左にドラッグすると縮小。
  • 【S】:上書き保存。
  • 【Ctrl+S】:別名で保存。
  • 【Ctrl+Z】:元に戻す(アンドゥ)。
  • 【Z】:進める(リドゥ)。
  • 【n】:数値入力パネルのON/OFF。
  • 【d】:表示オプションパネルのON/OFF。

Modeler

  • ビューで「ワイヤシェイド」「テクスチャワイヤー」などにすると、エッジがワイヤーフレームとして表示される。初期設定では濃い青色となる。ポリゴン状態パネル(【w】)では「Col:濃い青」と表記されている。このデフォルトスケッチ色は表示オプション(【d】)で変更できる。
  • すでにあるオブジェクトのワイヤーフレーム色を変えるには、[詳細]タブ>[ポリゴン]>[スケッチ色]より。外部のモデルを読み込んだ際はエッジの色が見づらいことがあるが、そういう場合はこれで変更すると見やすくなる。
  • 何も選択していない時は、基本的に全選択されている。
  • 【Ctrl】キーを押しながらポリゴンなどをクリックすると選択解除できる。
  • ポリゴン選択状態から[選択]>[ポイント選択]で選択部分のポリゴン選択からポイント選択に変わる。
  • ポリゴンを選択→選択>編集セレクション>選択拡張で、選択ポリゴンと接続するポリゴンにまで1段階選択範囲が広がる。選択縮小は逆に選択解除していく。エッジやポイントの場合でも適用可能。
  • サーフェイスが分けてあるオブジェクトの場合、ポリゴンを1つ選択し、[選択]>[サーフェイス選択]で同じサーフェイスのポリゴンが全て選択される。
  • Surface Info」パネルを使うと、大量にあるサーフェイス選択が楽にできる。
  • 状態ウインドウでは[+]か[-]をクリックすることで、特定の状態のポリゴンのみを選択できる。1点ポリゴンや2点ポリゴンの削除、非平面ポリゴンのみ選択して[三角分割]する場合などでよく使う。
  • ブーリアン演算時、両パーツの幅や位置に差をつけないで実行してしまうと、ポリゴンが破綻してしまうので注意。
  • LightWave では数値入力欄に計算式を入れれば、それを計算した値で入力できる。例えば150%拡大したものを元の大きさに戻したい場合、拡大縮小ツールで数値入力パネルの倍率欄に「100/150*100」と入れればOK。数式で入れないと、割り切れないので少しずれてしまう。
  • 面の中心にポイントを作って、周囲から中心に向かう三角ポリゴンで分割する方法。[ディスク]から円(多角形)のポリゴンを作ると1枚ポリゴンになるが、この中心部分から放射状にポリゴンを分割した形にするには、ポリゴン選択後、[マルチ加工]タブ>[細分化]>[ポール作成]を使う。また、それにサブディビジョンをかけて中心に縞々が発生したら、[詳細]タブ>[ポリゴン]>[極部修正](【Alt+p】)。
  • 背景に画像を置いて作業するには、表示オプション(【d】)>[背景]で画像を置きたいビューポートを選択し、[画像]から任意の画像を選択、画像解像度もメニューから選択。画像が表示されない場合、[サイズ]値がモデルと合うスケールになっているかを確認すること。[明るさ][コントラスト]を調整して、背景画像がモデリングの妨げにならないようにする。[編集]>[背景設定]のプリセットポップアップメニューから[現在の背景設定を保存]で読み込んだ背景画像の設定を保存出来るので、これを使えば毎回画像を読み込んで設定する手間がなくなる。
  • 複数ファイルをドラッグ&ドロップで読み込む際は、先頭にしたいファイルを掴んでドロップするとファイル名順に並ぶ。


Layout

  • 【F4】でビューの分割表示の切り替えができる。
  • Modeler では表示されているオブジェクトを Layout で開いたときにその一部がレイヤーごと表示されない場合は、おそらくレイヤー表示フラグが OFF になってしまっている。Modeler でレイヤーパネル(【F7】)を開くとレイヤーが並んでいるが、その一番右にある目のアイコンが表示状態を示すフラグ欄である。各レイヤーごとに、ここをクリックするとドットが表示/非表示になるが、これがそのまま Layout での表示/非表示に対応している。Layout で表示したいレイヤーの欄はすべてドットを表示しONにしておくこと。
  • Layout でカメラの動きに合わせてライトも動くようにするには、左上[シーン編集]>[シーン編集]から、[Light]を[Camera]へドラッグしてカメラをライトの親にする。
  • カメラから見て裏側になる面の線も出力したい場合、サーフェイスの透明度を100%にすればよい。
  • オブジェクトがカメラに映らない:カメラを近づけるとオブジェクトが消えるのは、近づいたカメラとオブジェクトが衝突しているため。解消するには[表示オプション](【d】)を開き、[グリッドサイズ]の値を変更する。このグリッドサイズに合わせて、Layout で表示されているカメラやライトの見かけ上の大きさが変化する。
  • v11.6より、Layout にてカメラやライトをパースビューで見ている視点に合わせることができる(参考)。
    • それより前のバージョンなら、プラグインPViewMC」または「pvCam」を使えば、カメラをパースビューの視点に合わせられる(参考)。「PViewMC」はビューが4面モードのときにエラー発生報告があるが、unReal Xtreme で設定したレンダリングにも対応している。
  • インスタンス機能を使う際、接地面となるオブジェクトが5頂点以上のポリゴンだと表示されないことがある。事前に[三角分割]などで細分化しておくこと。
  • インスタンスで元となるオブジェクトを隠したい場合、シーン編集(Scene Editor)(ショートカット【Ctrl+F1】)を使う。[アイテム(Items)]タブのアクティブ列か表示状態列(目のアイコン)で該当オブジェクトのチェックを外す。アクティブ列で消すとレンダリング画像でも消える。
  • 繋がった複数のマシンでレンダリングできるという、ネットワークレンダリング機能というものがある。
  • カメラにアイレベルの線を表示させる方法。
  • Photoshop ファイルのレイヤーに分けて素材(バッファ)を出力するにはイメージフィルター「Photoshop PSD Export」を使う。[特殊効果]ウインドウ>[プロセシング(Processing)]タブ(【Ctrl+F8】)>[イメージフィルタ追加(Image Filter)]>[Photoshop PSD Export]。
  • 「コンポジットバッファエクスポート(Compositing Buffer Export)」より、[輪郭(Edges)]タブで設定した輪郭線設定を画像やアルファチャンネルとして素材出力できる。[特殊効果]ウインドウ>[プロセシング(Processing)]タブ(【Ctrl+F8】)>[イメージフィルタ追加(Image Filter)]>[Compositing Buffer Export]で[Edges]にチェック。ただしエッジ色が黒の場合は背景色(黒)と同化するので、アルファチャンネルとして出力してから別ソフトで反転するのがよい。
  • パースペクティブカメラの設定について