SF系モデリング参考

SF的なオブジェクトをモデリングする際の参考として。執筆時は LightWave ユーザーだったのでその視点からまとめてある。適宜更新。

ハードサーフェスとは?

メカなどのモデリングについて調べると「ハードサーフェス(hard surface)」という用語がよく出てくるのだが、検索したところで誰もその意味を解説していないので困った。「固い面」というそのままの意味と使われている文脈からすると、どうやら車などの乗り物や工業製品、SFメカといった「固い」表面をもつ人工物全般を指す用語だと思われる。もし正確な定義を知っている方がいればぜひ教えていただきたい。

ついでながら Maya ユーザーでもないのに以下の本も買ってみたが、タイトルに冠しているにも関わらず、本文中に「ハードサーフェスとは何か」という解説が全くないので驚いた。著者は「教科書的な書籍を目指しました」と書いているが、こういうところで挫折する人間もいるのである。

役立ちそうな配布モデル

役立ちそうなソフト

以下の記事を参照のこと。

役立ちそうな LightWave プラグイン

表面に凹凸を作成してくれるプラグインがいくつか存在する。

QuadPanels

SF的なパネルのディテールを簡単に作れる有料プラグイン。20ドルほど。旧バージョンを削除せずに残していると画面がちらつくことがあるらしいので注意。

このプラグイン購入者は、以下でメカのディテールアップに使えそうなパーツセット「THE ULTIMATE GREEBLE & NURNIE COLLECTION」が25%オフで買えるらしい(上部の「QUADPANEL PLUG-IN OWNERS CLICK HERE FOR YOUR SPECIAL DISCOUNTS」より)。「greeble」や「nurnie」というのは、表面の凸凹突起のこと。

Greeble & Nurnies


LWGreeble
  • LWGreeble - BETA v.1
    • 拡張子「.ls」で保存して使用。ただしこのページによると、Macで使う場合は些細なバグがあるので1文字修正する必要があるらしいが、どこを直せばよかったのか不明。LScript に詳しい方からの情報求む。
RandomCloner


LightWave のSF系有料トレーニング動画

こういう商品があるらしい。各19ドル。

こちらはSF系ではないが、ハードサーフェイスモデリングの有料チュートリアル動画。

ちなみに LightWave ではなく Maya だが、こういうのもあるらしい。

こちらは Blender 解説本の一部で、宇宙船のような表面を作るシェーダーの解説らしい。

役立ちそうな Blender アドオン

Hard Ops

モデリング用アドオン。筋彫りが簡単に入るのと、それっぽいディテールを簡単に入れられるのが魅力。


Box Cutter

「Hard Ops」と同じ開発者によるアドオン。ボックスや円で形状を削ってディテールを作成できる。「Hard Ops」とのバンドル版も販売している。


Dynamic Lines Addon

選択したエッジに沿って切り込みを入れていく。v2.79と2.80で機能するらしい。

こちらは別の方が作成した同様のアドオン。v2.78で機能するらしい。v3では認識されなかった。GitHubなので誰かフォークして修正版作ってもらえないだろうか。

これらのアドオンは下の手順解説動画を参考にして制作されているらしいので、アドオンがなくても作業は可能。



MECH/FY

ディテールを自動生成してくれるシーンファイル。Blender 2.8 の特別なビルドでのみ機能するらしい。

以下は紹介記事。

パネルラインを作る

SF構造物などの壁面によくあるパネルライン(筋彫り、モールド)のモデリング。何も考えずに筋彫りをするなら ZBrush などのスカルプティングソフトを使うのが楽らしいが、ここでは取り上げない。

なお、パネル間の溝を形成するためにポリゴンを押し出す手法については、以下のスレッドのやり取りが参考になる。

以下のような情報もあった。


Blender





SF的な通路を作る

3ds Max



SF的なビルを作る

戦闘機を作る

3ds Max






DNAを作る

[ユーティリティ]タブ>[プラグイン]>[追加プラグイン]にある[DNA]を使う手もあるが、以下はそれとは別の形状(外見)のDNAの作り方。

蓋を作る







その他